
東都駿臺
とうとするがだい
作品解説
富士を眺める名所であった千代田区駿河台からの富士山です。
描かれた場所
千代田区神田駿河台
駿臺とは現在の千代田区の駿河台で、江戸時代の頃は富士山を眺められる名所でした。
駿河台のすぐ近くには、現在も「富士見」「富士見坂」という地名や道があり、この辺りから見る富士山は有名だったことがわかります。
描かれている川は神田川という説もあり、その場合、この画は駿河台の対岸の文京区本郷1丁目あたりから描かれたのかもしれません。
現在の眺め
神田川を挟んだ場所から駿河台を見ています
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07 武州千住

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09 東都駿臺

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11 相州七里濵

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14 甲州石班澤

15 信州諏訪湖

16 遠江山中

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18 駿州江尻

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46 諸人登山