駿州大野新田

駿州大野新田

駿州大野新田

すんしゅうおおのしんでん

作品解説

富士山全体がよく見えると有名だった場所からの画です。馬に藁を乗せ、東海道を行き交う人々が描かれています。

描かれた場所

静岡県富士市大野新田

現在もその名を残している大野新田より描かれています。江戸時代この辺りは湿地で富士山まで平野が広がり、富士山を大きく描くのに適した地として知られていたようです。

地図を見るとわかりますが、富士山までに大きな山もなく人気だったということがわかります。

なお、とくに有名な地名ではなかったようで、なぜ北斎がこの地名を選んだのかは不明です。

現在の眺め

付近からのストリートビューからも、富士山の裾野まで見えることがわかります。

関連する絵図

駿州、静岡県が描かれている作品は『駿州江尻』『東海道江尻田子の浦略図』『駿州片倉茶園ノ不二』『東海道金谷ノ不二』があります。

富嶽三十六景一覧

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