
深川万年橋下
ふかがわまんねんばしした
作品解説
小木川と隅田川との合流点の近くに架かる万年橋の下から望む富士山です。
描かれた場所
東京都江東区清澄2丁目
現在も架かる万年橋は、運河である小木川が隅田川と合流する地点に掛けられています。
北斎は40代の頃『たかはしのふじ』という作品で同じ万年橋下から見る富士山を描いていて、これが2枚目の画です。
この辺りは松平遠江守の屋敷や倉庫が有り、かつては番所橋とも呼ばれていたといわれています。
現在の眺め
万年橋を見る船上からのビューです。
関連する絵図
北斎の出身地、本所に近い場所であり、付近には
『五百らかん寺さざゐどう』
『本所立川』などがあります。
富嶽三十六景一覧

01 神奈川沖浪裏

02 凱風快晴

03 山下白雨

04 深川万年橋下

05 尾州不二見原

06 甲州犬目峠

07 武州千住

08 青山圓座松

09 東都駿臺

10 武州玉川

11 相州七里濵

12 武陽佃嶌

13 常州牛堀

14 甲州石班澤

15 信州諏訪湖

16 遠江山中

17 甲州三嶌越

18 駿州江尻

19 東都浅艸本願寺

20 相州梅澤左(相州梅澤庄)

21 下目黒

22 上総ノ海路

23 登戸浦

24 東海道吉田

25 礫川雪ノ且

26 御厩川岸より両國橋夕陽見

27 東海道江尻田子の浦略図

28 相州江嶌

29 江戸日本橋

30 江都駿河町三井見世略圖

31 相州箱根湖水

32 甲州三坂水面

33 穏田の水車

34 東海道程ヶ谷

35 隅田川関屋里

36 五百らかん寺さざゐどう

37 身延川裏不二

38 従千住花街眺望ノ不二

39 駿州片倉茶園ノ不二

40 東海道品川御殿山ノ不二

41 甲州伊沢暁

42 本所立川

43 東海道金谷ノ不二

44 相州仲原

45 駿州大野新田

46 諸人登山