武州玉川

武州玉川

武州玉川

ぶしゅうたまがわ

作品解説

ゆったりと流れる多摩川から望む富士山です。馬をひく人や渡し船が描かれている長閑な画になっています。

描かれた場所

東京都多摩川河畔

武州とは武蔵国、東京周辺のことで、玉川は多摩川です。

江戸時代の頃の多摩川は渡船場が39ヶ所もあり、北斎が描いた武州玉川がどの付近からのものかは定かになっていません。

日野原健司編『北斎 富獄三十六景』には調布市周辺の渡船場という説が書かれています。その場合、上記地図の「丸子の渡し」付近だと思われます。

現在の眺め

丸子橋付近の多摩川です

関連する絵図

渡船を描いた作品は
東海道金谷ノ不二
御厩川岸より両國橋夕陽見ノ不二
があり、金谷の画は本図と違い大波の川が描かれています。

富嶽三十六景一覧

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